開催のごあいさつ
(SC2021Autumn)

 まず初めに、10月31日は衆議院の解散総選挙の投票日です。特定の政党・候補への支持を呼びかけることはしませんが、表現規制に対して一定の関心がある層の存在を示すことには大きな意味があります。期日前投票もあります。ぜひ選挙に行きましょう!

 10月も半ばを過ぎ、急に寒い日が続いています。あっという間に短い秋が過ぎ去り、気づけば年末になっているような、そんな予感がします。これを書いているのは、実は飛行機の中なのですが、土曜早朝の羽田空港もなかなかの人出、SNSのタイムラインにも、旅行の写真が増えてきました。リアルな体験への渇望を感じます。
 一方、大手SNSはいわゆるメタバース(仮想空間)への投資を拡大しており、ITや脳科学の進展によってバーチャルの現実感が高まれば、究極的には『ソードアート・オンライン』みたいに、リアルを置き換えてしまうのかもしれません。
 高齢化の続く日本においては、気軽に外出できない方が、これから急速に増えていきます。バーチャルな体験や遠隔コミュニケーションのニーズは継続的に高まっていくはずで、リアルとバーチャルが拮抗する、たぶん、そんな世の中が来るのでしょう。

 ちょっと話が大きくなりましたので、話をサンクリに戻しましょう。今回のサンシャインクリエイション2021 Autumnには400超のサークルにお申し込み頂きました。また、過去最多となる11個のプチオンリーが企画されています。おかげさまで、少しずつ参加サークル数も増えてきました。本当にありがとうございます。
 COVID-19対策としてはDOUJIN JAPAN 2020によるガイドラインが、10月20日に改定されました。今回のサンクリも、このガイドラインに準じて開催することになりますので、サークル当日参加案内やWebサイトの諸注意等を一読して下さい。
 現在、さまざまなプロスポーツの試合や、大型のライブなどでで「ワクチン・検査パッケージ」を活用した人数制限緩和の実証実験が行われています。現在のサンクリは、上限人数が問題になる規模ではありませんが、状況によっては活用を考えていきたいと思います。
 ワクチン接種については、それぞれの判断となりますが、内閣官房や厚生労働省等のサイトで科学的な根拠のある情報を入手していただき、接種を検討してもらえればと思います。

 年末には、いよいよ2年ぶりにコミックマーケットが開催されます。同人界に日常が戻ってくる狼煙となることを祈りつつ、ごあいさつとさせていただきます。寒すぎない、晩秋の1日になるといいですね。今回もよろしくお願いします!

クリエイション事務局一同